もう誰もお金を貸してくれなくなった

大学2年生の時がとても苦しかったです。

お酒を覚えてしまったからです。

それも今で言う1人飲みではありません。

スナック通いを覚えてしまったからです。

正直言って、私はまったくこれまでモテませんでした。

ところが先輩に連れられて初めてスナックに行った時、カウンター越しに可愛いお姉さんがムチャクチャ可愛い声で、まず私の名前を聞いてきたのです。

そしてお返しに口紅のついた名刺を渡してくれました。

そこには玲子と書かれていました。

それからです。

先輩に誘われることなく1人で通うようになりました。

玲子ちゃんは週に2回、月曜と水曜にそのスナックに入るとの事で、その日を狙って欠かさず行きました。

会話もはずみ趣味がロックと言う事で私はてっきり自分の彼女のように思うようになりました。

その頃からです。お店の売り上げに私一人貢献できていないのと、寂しそうに言うようになったのです。

私は二つ返事でボトルをキープしてあげました。

しかし、次に行くとまた、キープしてほしいと言います。

私は残っているボトルのウイスキーを一気飲みして新しいボトルを追加してあげました。

そうこうしているうちにバイトでためた貯金が底をついてしまいました。

まず、先輩にお金を借りて玲子ちゃんに会いに行きました。

続いて後輩のも借りて玲子ちゃんに会いに行きました。

それでも足りずパチンコで増やそうとしましたが、大負けし、おまけにパチンコをしている所を先輩に見られてしまい、一気に噂は広がり誰もお金を貸してくれないようになりました。

あの頃は辛かったです。