認知症の祖父が全財産である400万円を海に放流してしまった

我が家の家訓として全財産は一家団欒できる場所に置いておくべきというものがあり、400万円をタンス預金として収納していました。
防犯対策が万全の我が家に泥棒が入る隙はなく、銀行に預け入れなくても問題ないとさえ思っていました。

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ところが、今となっては家訓が変更となり全財産は銀行に預け入れるべきということになっています。
全ては認知症を患っている祖父が引き起こした突拍子もないことが原因で、家族全員がうなだれるほどの大事件でした。

お金を手に取って見ることが大好きな祖父は、事あるごとに全財産のうち一部を出しては嬉しそうに眺めていました。
ある日のこと、祖父がスーツケースの中に何かを収納してかと思うと一目散に家を飛び出してしまいました。
その後、祖父は全財産が入ったスーツケースを海に放流してしまったのです。

その日に食べるものを購入することもできなくなった我が家の面々は、手分けして親戚の家に足を運んでお金を借りたり食べ物を恵んでもらったりしました。
ほどなくして私と父の給料日が訪れたのですが、必要最低限の現金だけ引き出して残りは銀行口座に預け入れることになりました。
二度とあの日の悲劇が再現されないようにするためです。

 

タンス預金はより厳重な管理を

大変な出来事でしたね。
認知症で判断力がなかったとはいえ、さぞかし驚かれた事でしょう。

タンス預金はわざわざ銀行の窓口やATMに行かなくても、お金が必要になった時にいつでも工面できるので、今でも行っているご家庭は多いでしょう。
特に今はマイナス金利の影響で、タンス預金が増えると思われます。

しかし、今回のケースのように、想定外のトラブルに見舞われる可能性も否定できません。
そして、防犯対策が万全といっても、思わぬところから侵入されてしまうかもしれません。

ですから、せめて普通のスーツケースよりは、非常に厳重かつ持ち運びの難しい金庫を用意したいところです。